シーシャを美味しく作るためのテクニック【ファンネル編】
全国のシーシャニストの皆さんこんにちは、ぬるま湯です。
今回の記事では、シーシャを作る上で味を左右する『ファンネル』について、こだわりポイントをお伝えしていきます。
こだわりポイントとしては3点
- フレーバーをファンネルに入れる前に一手間
- ファンネルに入れるときの注意点
- フレーバーメーカーごとの味の特徴
この3つです。
それぞれ解説していきます。
【こだわりポイント1】フレーバーを入れる前に一手間
フレーバーをファンネルに入れるとき、皆さんはまさか販売されたまま使ってはいませんか?
それではきめ細やかな味が損なわれてしまいます。では何をするべきなのか。
それは
『ファンネルに入れる前に細かくハサミで切る』
なんですね。
フレーバーが細かい方が、熱がフレーバーに行き渡りやすく、より味にきめ細やかさが出ますし、何より長持ちします。
10gのフレーバーをミックスして切ることが大切なんですね。
【こだわりポイント2】ファンネルに入れるときの注意点
たくさん味を吸いたいからと、皆さんフレーバーを満員電車のように詰めてはいませんか?
その方法では味が出しにくいんです。
なぜか、これも『熱が通りにくくなるから』なんですね。
ある程度フレーバー同士の間隔を開けて、熱が通る隙間を作ってあげるようにファンネルに優しく盛り付けてあげましょう。
【こだわりポイント3】各フレーバーの特徴
・アルファーヘル
定番なシーシャっぽい味、熱によって味に変化が出るので面白い、どこのシーシャ屋にも大体ある、いろんな味があるので混ぜ合わせてカスタムしやすい
・フマリ
自宅用に買う人が多い、有名なブランド、味がわかりやすく濃くでるけど温度による味変化が全く無い、ベイプのシーシャ版みたいな感じ、ベタベタした感じの味
・アズアー
フマリに似てる感じ、個人的にフマリよりアズアーのほうがベタベタしてなくて好き、ブラックリーフっていうニコチンが多く含まれてるものも売られてる
・トライフェクタ
かなり良い葉を使っているので煙と味の質が良い、値段が高い、既に混ぜられてる味が多いのでアレンジがあんまり出来ないかも
・ブタ
ピザ味とかヒノキ味とか変わった味が多いイメージ、変わったのが吸いたい人におすすめ
・ソーシャルスモーク
シナモンケーキとか甘ったるい味が多い、葉の質が良いので煙も滑らか、最初の味が濃くてインパクト強いけど味が薄まるのが早い
・デバジ
味が濃く出づらいけど味が長持ちする、他のフレーバーと混ぜやすい
・ドゥーバコ
味が濃い、少し長持ちしやすい、個人的に1番好き、他のフレーバーと混ぜやすい
・デクラウド
フルーツをそのままフレーバーにしたもの、ノンニコチン、味がかなりリアルで濃い、ノンニコチンなので煙が軽すぎて吸いごたえがあんまない、シーシャって体に悪いですよね?笑とか煽ってくるメスガキにプラス料金で出しときゃいいフレーバー
【全国の家庭シーシャプレイヤー必見】シーシャを美味しく作るためのテクニック
全国5千万人のシーシャを楽しむ方々に、少しでもより美味しいシーシャを味わっていただくために、この記事を作成します…!
美味しいシーシャを作りたいと思って家で作っても「なんか違うな」と思った経験はありませんか?
シーシャはフレーバーだけこだわっても、必ずしも美味しくなるとは限りません。
あなたが今作ってるシーシャも、作り方を帰ればもっと味や煙が出てくるかも。
フレーバーの焼き加減も重要ですし、2種類以上のフレーバーを使いたい時は混ぜ方も一手間加えればより美味しくなります。
僕の知りうる限りの作り方を、全てお伝えいたします。
ぜひ参考にしていただけると幸いです!
シーシャのパーツとその役割について
以前の記事ではシーシャのボトルに着目してお伝えいたしました。この記事におけるエジプシャンを使って、今回の記事ではより細分化してお話しします。
シーシャは、パーツごとに分けると以下の構造になっています。
上から
- ヒートマネジメント
- ファンネル
- 受け皿
- ステア
- ボトル
の順番ですね。
それぞれ解説していきます。
【パーツ1】ヒートマネジメント
ヒートマネジメントの役割は、炭を入れて熱を調整することです。シーシャの本場エジプトやイランではヒートマネジメントを使わずにより強く熱を伝えるお店もありますが、火が強く通り過ぎてしまい、30分ほどしか味が持たないことも。
1時間2時間と、より味を長持ちさせるにはヒートマネジメントを使う方が容易です。
FIXERでは以下のように2種類のヒートマネジメントを用意していて、フレーバーごとに使い分けています。
左のヒートマネジメントは、陶器のファンネル専用で、より熱が全体的に伝わりやすいです。
立ち上げの温度を高くする必要があるフレーバー(アルファーヘルのダブルアップルなど)を作るときに主に使用しています。
右のヒートマネジメントは、それ以外のときに使うことが多いですね。
では、使い方を説明していきます。
右のヒートマネジメントは、炭を置く皿と上蓋に分かれていて、上蓋の位置を調整することで吸ったときの空気の流入量を調整し、炭の燃え加減を調整します。
炭を置くときも、下のフレーバーに熱が均一に通るように配置しましょう。炭をまとめておけばおくほど熱量があがり、フレーバーが焦げやすくなります。
ご自宅で炭を効率的に焼く装置は、以下の記事を参考にしてみてください!
【パーツ2】ファンネル
ファンネルとは、フレーバーを入れる部分のことです。大きく分けて
- 陶器
- シリコン
- ガラス
この3つがありますが、個人的にはシリコンが一番扱いやすいと思います。
ガラス製はオススメしないです。僕も家シーシャをしている時は使っていたのですが、とにかく熱伝導が悪く、フレーバー全体に熱が行き渡らないんですよね。
フレーバーの下の方に熱が通り切らないので、味も長持ちしません。ヒートマネジメントに近い部分だけ焦げてしまうこともザラ。
陶器は、味はよく出るし熱効率も良いのですが、煙の量がちょっと少なくなります。美味しく作るのも難しいので、ご家庭でシーシャを作る際にはシリコン製のファンネルを使うのをオススメします。
逆にシリコンのデメリットとしては、味が移りやすいことが挙げられます。たわしなどで洗うとシリコンに傷がつき、次に使うフレーバーの匂いが残ることも。
洗うときはスポンジで優しく洗って、水につけておくと良いでしょう。水につけて管理しておけば匂い成分が水に移るので、管理方法としてはベストです。
フレーバーは大体10gくらいを入れればOK。ぎゅっと押し込むと中間層のフレーバーに熱が通りにくくなり、味を最後まで引き出せません。
以下のようにふんわり盛り付けることが肝心です。
また、ファンネルとヒートマネジメントの間にアルミホイルを一枚挟むことで、より熱が均等に伝わりやすくなります。
アルミホイルの熱伝導のおかげで、ファンネル全体に熱が行き渡るんですね。
以下のような感じで穴を開けてファンネルに取り付けると最適です。
アルミホイルの穴の大きさが大きいほど吸い心地が軽くなります。穴が小さいとより深く息を吸わないといけないので、酸欠でクラクラすることも。
オススメの穴を開ける機材はこちら
https://www.shisha-mart.com/product/730
売り切れになっていたらごめんなさい。。。調べて買っていただけたら!
【パーツ3】受け皿
炭の交換をするときに、ヒートマネジメントの上蓋を一時的に置く部分です。上蓋は炭に近い部分でもあり、触ると『ジュッ』と音がするほど熱いです。ヒートマネジメントはなるべく触らないように気をつけましょう。
【パーツ4】ステム
煙が通る管のことですね。ここはこだわることが難しい部分なのですが、洗い方に気をつけましょう。
ステムの中にも煙が通ったときに匂いがつきがちです。管の中に2分くらい水を流せば取れますので、片付けにひと手間加えてみてください!
【パーツ5】ボトル
水を入れる部分のボトルですが、ここにカシスリキュールやリンゴジュースなどのリキッドを入れるのも有効です。
ファンネルにバニラフレーバー、ボトルに赤ワインを入れて、ワインの酸っぱさをマイルドにしている人もいたり。
ボトルだけでもたくさん味を変えられるので、フレーバーをたくさん買えない人はぜひ試してみてください!
最後に
シーシャはそれぞれのパーツの役割を理解して作ると、より美味しい味を出せるようになります!
皆さんもぜひより良いシーシャライフを!
【自己紹介とテクニック解説】ぬるま湯はなぜ謎のコミュ力を得たのか【最後に特典あります】
どうもこんにちは、ぬるま湯(本名:星野谷 優)と申します。
1997年の2月生まれです。これといって特別なスキルはありませんが、できる事といえば
この辺です。
医学部に落ちて薬学部に入り、就活で製薬会社を50社ほど落ちたあと、StockSunという会社に新卒フリーランスとして参画しました。
StockSunでは、StockSunLounge(SSL)というオンラインサロンの会員のみが入れるバーがあり、ここの立ち上げと店長業務を1年ほどやっていました。
StockSunに入る前、学生時代にはカメラマンをしており、グラビアとかも撮影しています。
SSLを辞めてからは、Webライターしながらヒモ生活をして、今では会員制シーシャバー『FIXER』の店長をしています。
そんな感じの人間が、半生を思い返しながら『なぜ自分がコミュニケーション能力に長けているのか』を解説していこうと思います。ぜひ最後まで見ていただけたら嬉しいです。
まず最初に断っておきたいことがあります。それは、僕は『格上』とのコミュニケーション能力に長けている、という点です。
自分と同レベルの人、それ未満の人とのコミュ力は大して長けていません。多分人並みです。
ここの理由を深ぼっていくと同時に、何かひとつでも皆さんの役立つ情報があれば幸いです。よろしくお願いします。
幼少期(中学校まで)
まず僕が年上とのコミュニケーションに長けている理由を挙げるとすれば、幼少期の経験が大きいと思います。
僕の母は
トヨタ自動車▶️野村総研▶️三菱エンジニアリングプラスチックス
と、僕が成人になるまでに3回も職場を変えています。僕が小学生、中学生の頃は野村総研にいました。
小学4年生くらいの頃には両親は別居しており、僕は母の元で生活をしていました。
母は、僕が父と一緒に入れないことを不憫だと思っていたのでしょう。週に2〜3回は野村総研のメンバーを連れて家でパーティをしていました。
この環境が、僕が年上、格上の人に怖気つかないマインドを形成したと思っています。
戦略コンサル・ITコンサル・エンジニア、野村総研の名だたるメンバーが毎週いたら、謎にコミュ力も上がっていきます。
当時はこの環境がどれだけ素晴らしいものかをわかっていませんでしたが、子供ながらに『僕の無邪気な笑顔がこの人たちを笑顔にしている』と思ったものです。
そしてこの時点で『一緒にいてくれる大人たちを笑顔にして、もっと一緒に遊びたい』と考えていました。今の僕にある心の底からのGIVE精神はここで培われたと言っても過言ではありません。
でも、大人たちは僕にないものをたくさん持っていました。お金とか経験とか。大人たちにないもので、僕があげられるものをGIVEして喜んでもらうしかなかったんです。
今でもこの考え方は非常に役に立っています。経営者には時間がない、だけど素人の女性と遊びたい、だから僕が用意しよう、と思ってマッチングアプリの代行を始めたりなど。
幼少期の経験から得られたものは、格上の人が持っていないものを察する嗅覚でした。
多くの人にはこの感覚が足りていない気がします。格上の人が持っているスキルを高めても、その人に勝てるわけないのです。
そもそもその土俵に上がること自体がナンセンス。
僕がFIXERの店長としてやってこれているのも、普通の人がやらないようなバカみたいなことを熱心に取り組んでいるからなんですね。
そうして興味付けをして、話を聞いてもらって、楽しませる。それの繰り返しです。
中学校までは野村総研の人に囲まれて育ち、こんな人間が出来上がりました。
青年期(高校生)
高校に上がってからは、引っ越しと母の転職で、パーティも無くなりましたが、1つだけ自分の糧になったなぁというものがあります。
めちゃくちゃ読みました。1日に何万文字読んだかわからないくらいには高校生活のほとんどを費やしていました。
日本のサブカルは学べることが多すぎます。パッと思いつく比喩表現、抽象→具体への転換はサブカルから学んだと言っても過言ではないです。
結構最近の作品なのですが、エロいことをしないと死刑という無人島に流されてしまった男子高校生が主人公のエロゲがありまして、その中のやりとりの一部がめっちゃ面白いんですね。
主人公「何読んでるの?」
ヒロイン「アクメ漱石の『吾輩はタチである』だよ〜」
この一文だけで爆笑していました。どんな脳ミソしていたらこんなに面白いシナリオが書けるのか、疑問でしかありません。
多くのシナリオライターから比喩表現を学習し、コミュニケーションの糧となっています。
格上と接するとき、抽象から具体への変換が下手な人や、比喩表現がパッと思いつかない人は、どうしても会話に詰まりがちです。
格上「〜〜なんだよ」
格下「なるほどぉ・・・」
これでコミュニケーションが終わっている人が星の数ほどいます。格上の人間に間を作らせてはいけません。つまらないですから。
格上「〜〜なんだよ」
格下「なるほど・・・つまりOOっていうことですか?」
格上「ちょっと認識が違うかも、△△ってことだよ」
格下「なるほど、勉強になります。ちなみに××の事例だとどういう扱いになるんですか?」
格上「それはね〜〜」
みたいに、抽象的な概念を個別に具体的な事例に落とせるだけで、会話のキャッチボールは無限に続きます。
会話はキャッチボール。格上が投げた球をそのまま持ち続けてはいけません。「話は変わりますが」と遮って別の球に変えてもいいので、ちゃんと投げ返しましょう。
高校時代はひたすらサブカルに触れた結果、大体有名な漫画とかも話せるくらいになりました。
ちなみに、経営者とのコミュニケーションで使える武器の一つに漫画があります。
日本で育つと、ベネッセから教育漫画が送り込まれ、ジャンプやマガジンを読みながら育った人も多いからです。
漫画調のLPとか広告も読みやすいですよね。あれは日本人が古くから漫画に慣れ親しんでいる証拠です。
そんなこんなで僕の高校時代は終わりました。おすすめのエロゲは穢翼のユースティア、ライトノベルはバカとテストと召喚獣、漫画は金色のガッシュ!です。皆さんぜひ手に取ってみてください。
成年期(大学生)
大学に入学してからは惰性の日々を貪っていました。大きな変化としては、ある人の紹介で田中角栄の元秘書さんとよくランチをするようになったことです。
物腰柔らかいおばあちゃんで、週1くらいでご飯に行く仲に。なんかよくわからないですが気に入ってもらえたようでした。
そのおばあちゃんには「色々なことに挑戦してみなさい、20代で挑戦しなかった人生では、世界がモノクロに見えるわよ」と言われ続け、挑戦するかぁと思って手を出したのがよくわからん21歳がやってるマルチ商法でした笑
今では人を見極めるための良い糧となっていますが、当時の自分は馬鹿すぎて目も当てられないですね。
しかしここで騙されたので、もうどうにでもなれ気分で受けた2019年12月の中星ナンパ講習、挑戦すればなんでも叶えられると強く実感しました。
自分よりもナンパやSNSが上手い人から、コミュ力とカメラ技術だけでコネを作り、いろんなナンパnoteを無料で貰うことができるように。
ここで自分のコミュ力に自信がつき、SSLの立ち上げをやらせてください、と株本さんにmessengerを送ったのも覚えています。
「何事もやってみれば意外と上手くいく」
そういうマインドを教えてくれたのが、中星さんのナンパ講習でした。
恥ずかしいですが、株本さんに送ったメッセージをお見せします。
今となってはクッソ下手くそな文章だなと思いますが、株本さんはご丁寧にご連絡を下さいました。
このときの株本さんの感情としては
「いちいち色んな人を面接して決めるのも面倒くさいし、こいつでいっか」
です。
実はこのメッセージは、以下の動画が配信された翌日とかに送ったんですね。
まだバーも出来ていない状態で送り、店長を募集しているわけでもない状況で送りました。
募集していないのにメッセージを送る、これが大切です。もちろん「OO日に△△にいくとのことですが、ご一緒したいです」とかはNGです。相手側にメリットがひとつもないからですね。
このメッセージを送ったときには「バーの店長がまだ決まっていない」「決めるの面倒くさい」というのが株本さんに刺さったわけです。
相手のメリットを考えて、挨拶等をちゃんとした文章を送りましょう。
当時の株本さんに「お会いしたいです!」と送っても、株本さんの時間を奪うだけで、メッセージを絶対に無視されたでしょう。
会いたい人のメリットをちゃんと考え、然るべきタイミングでメッセージを送るのがコツです。
送るのはタダです。マイナスの印象さえ持たれなければノーリスクの投資だと僕は思います。
このマインドが、ナンパ講習から得た中で一番役に立つものでしたね。
そしてStockSunLoungeで働かせていただき、やりたいことができたので、退職させていただく運びとなりました。
SSLでお会いさせていただいた方には今でも色々な部分で助けていただいており、ここで働いたことは僕にとって人生のターニングポイントとなっています。
最後に
僕にはこれといった実績も何もなく、コミュニケーション能力と時の運だけでFIXERの店長にまでなることができました。
大切なのは
- 関わりたい人がどんなものを求めているのかを察する
- 初めて連絡する際には、自分にできる最大限の礼儀をわきまえる
この2つだけです。この2つだけなんですが、出来ていない人があまりにも多すぎる。
『OO様』がない、自己紹介がない、敬語がおかしい、相手に読んでもらう文章が書けないなどなど
格上にメッセージを送るにはこの辺の能力がマストです。
もしこのブログを読まれている方がいれば、僕に『シーシャバーのスタッフをやりたい』という旨でDMをしていただけたら、僭越ながら添削、指導を無料でさせていただきます。
ぜひDMをお待ちしていますね!
【シーシャ初心者でもわかる】シーシャの機材の違い
こんにちはぬるま湯です。シーシャ歴3年目に差し掛かった僕ですが、今回は機材の違いについて記事を書こうと思います。
シーシャは機材によっても味が顕著に変わります。最高級のFumoと呼ばれる機材は、絹のような煙が出てきて味わい深いのですが、機材の価格が10万円以上するので、割れるのが怖くて買っていません。
今回説明する機材は以下の通りです。
- オデュマン
- バックス
- エジプシャン
- 木製
それぞれ解説していきますね。
【シーシャ1】オデュマン
家庭用シーシャとしては一番扱いやすいのがオデュマン。卓上に置きやすく、インテリアとしても使えるビジュアルの整ったシーシャです。
最大の特徴はステム(トップとボトルの間にある棒、煙が通る管)が短く、収納が難しくないという点です。
オデュマン以外のシーシャは背丈が最低でも70cmはあるので、なかなか収納しづらく、洗いにくいです。
価格帯も1.5~2.5万円で買えるので、シーシャ初心者はまずオデュマンから入ってもいいのかなと思います。僕も初めてのシーシャはオデュマンでした。
持ち運びに便利なサイズとかもあり、さまざまな状況に適したラインナップがあるオデュマン、家庭用シーシャの覇権を握っています。ぜひお試しください。
【シーシャ2】バックス
ボトル側のステムの先端の穴の数が多いのが特徴的なシーシャです。
エジプシャンの穴の数が6くらいなのに対して、バックスの穴の数は16くらいあります。
穴の数が多いほど、軽い呼吸でも煙をたくさん吸うことができて、たくさん煙が出ます。
ただし、たくさん煙が出るということはフレーバーの消費も早いということ。バックスに関してはフレーバーを他のシーシャの1.5〜2倍入れています。
他のシーシャ屋さんも用いるフレーバーの量が多いからバックスはちょっと高めの値段設定であることが多いですね。
また、バックスの大きな魅力は、ボトルとステムの結合部にあります。
他のシーシャは、ボトルが瓶口のように先端が閉まっているのに対して、バックスは閉まっていませんね。つまり、接合部が大きくボトルにたくさんの果物を詰めることができるんです。
シーシャでインスタ映えを目指している人は、ここにLEDライトとかも入れますね。
バックスは、自宅というよりは、ちゃんとしたお店でお金を払って最大限映えさせるものかなと思います。ぜひ近くのシーシャ屋さんに言って確かめてみてください。
【シーシャ3】エジプシャン
最もオーソドックスなシーシャだと思います。シーシャはイランとエジプトが起源なので、現地でもこの形のものがよく使われています。
ステムが長く、煙を一度にたくさん吸えるこの形は、家のシーシャでは味わいにくい代物。
背も高く家庭用には向いていません笑
ただやはり、お店のシーシャはエジプシャンの方が好きです。このエジプシャンは『ハリルマムーン』というブランドで、僕がよく勉強させていただいている『KIMET』というシーシャ屋さんでも使われています。というかおすすめされて買いました笑
これで吸うと「あ〜シーシャ屋さん来たなぁ」って感覚になりませんか。
一番好きなので、FIXERには5台置いてあります。
【シーシャ4】木製シーシャ
僕の知る限りでは、木製シーシャを扱っているお店は日本に3店舗しかありません。
- 春日部 Patisa
- 新橋 Ponte
- 当店
特に春日部のPatisaですが、ここのシーシャは文字通り次元が違います。
僕程度の言葉ではPatisaさんを表現するのは恐れ多いので、こちらを見ていただければと。
木製シーシャとは、ステムが木製になっているものを指します。木製になると何が変わるの、とみなさん思いますよね。
木製になると、フレーバーの味が木に移るんです。
ずーーっと同じ味を吸い続けることで、より深みのある芳醇なフレーバーの香りを引き出すことができ、その美味しさは他の店舗では味わえないほど。
Patisaから仕入れたときに、店長のキヤさんに言われた言葉
「オキャクサンにダスマエに、ジブンで200カイ吸ってネ」
「サボっちゃダメだヨ」
「美味しいトコロダケ、吸わせてネ」
は?200?
無理すぎて草
キヤさんごめん、50回でも十分美味しくできたから、もうお客さんに出すね・・・。
またPatisaに行きますが、うちのシーシャ中毒オーナーが
「木製こんなに上手く作れるなら5本仕入れようぜ」
とか言い始めました。少なくとも250回吸うのかぁ・・・。
まぁ僕なら美味しく作れるでしょう。スタッフも育ちましたし、僕はフレーバ作りと木製シーシャ作りに勤しむとします。
結論ですが、木製シーシャは個人で買うのはやめましょう。フレーバー代だけで3マンくらいかかると思います。
かといって春日部も遠いでしょう。みなさん、六本木でお待ちしていますね。
【5月総括】嬉しかったこと一覧【スタッフマネジメントで意識している点についても解説】
六本木の会員制シーシャバーで店長をやってます、ぬるま湯(本名:星野谷 優)と申します。
最近嬉しい出来事がいくつかあったので、詳細を説明していきながら人材マネジメントについても少しお話ししますね。
嬉しかったこと
①5月に採用したスタッフが、2人とも2週間くらいで仕上がってくれて、ワンオペを任せられそうなこと
②僕のシーシャ師匠が、週1回勤務してくれること
③非言語領域のコミュニケーション力がめちゃくちゃ高い人が、たまにヘルプで入ってくれること(キャバ嬢とかラウンジ嬢を最低料金で口説いてるほど)
大きく分けてこの4つです。シーシャを作るのが上手くなったというのもありますが、僕的にはまだまだなので、割愛します。
【嬉しかったこと1】5月に採用したスタッフがワンオペを任せられそう
やっと週7勤務から解放される笑
嘘です。
僕がスタッフを育成する上で心掛けていたポイントは3つあります。
- スタッフに勤務する明確なメリットを持たせる
- 自動化できるところは全て自動化
- 全ての作業に意味と目的を持たせ、言語化
【教育ポイント1】スタッフに勤務する明確なメリットを持たせる
FIXERで働くと得られるメリットをご紹介していきましょう。
- 時給が高い(1,300円×8が日給)
- 月に億稼ぐ人たちに価値提供できる
- コミュ力高め店長から、格上と接するときのマインド等を直に学べる
- これから絶対に流行るシーシャを学べる
- なんか面白い人たくさん来る
ざっと考えられるだけでもこれくらいあります。
見る人が見れば、金払ってでも働きたい環境が整っていますね。
スタッフもこれをちゃんと理解しているからこそ、ついてきてくれているのかなと思います。
例えば焼肉屋で、年収400万円の店長に時給900円でこき使われるバイトと比較してどうですか?
人は、身を置く環境で人生が劇的に変わります。実際、StockSunLoungeで店長をやってから、僕の人生は大きく変化しました。
フリーランスの王に「キャバ嬢よりも早くレスを返せ」と怒られていた時もありましたが、今では血肉となり僕を構成する大切な要素です。
環境は人の人生を大きく変えます。それをちゃんとスタッフに伝え、理解してもらえたからこそ、こんなにも早く仕上がってくれたのでしょう。
これからもよろしく頼みます。
【教育ポイント2】自動化できるところは全て自動化
FIXERでは、以下のものを導入しています。
- ルンバ(もどき)
- 業務用食洗機
- カード決済端末(SQUARE)
ルンバを導入し、フロアの掃除が不要になりました。閉店時にルンバが働いてくれるからです。
食洗機を導入し、洗い物が2分で終わるようになりました。ワンオペでもすぐに清掃が終わります。
SQUAREを導入し、複雑なPOS会計、現金会計を無くしました。現金保持コストを無くしたので、レジ点検等の作業が要りません。
どれもスタッフ育成に必要なものです。スタッフには「お客様に貢献すること以外考えるな」と言っています。上記の作業は効率化した方が、スタッフのシーシャ勉強時間も増えて、お客様への貢献度を最大にできると考えました。
特に現金、これは要らない。店に現金があるだけで
- 持ち逃げリスク
- 帳簿が合わないリスク
- お釣りを用意しないといけないコスト
大きくこの3つが生じます。これらは全てお客様には関係のないものなので、現金を置かないという選択肢を取りました。
また、ルンバが働いてくれるメリットもいくつかあります。
- スタッフの『綺麗』と感じる感覚に依存せずに清掃ができる
- スタッフの時間を奪わずに済む
- 美的感覚の教育コストが減る
ざっくりこんな感じですね。
僕は昔、パセラリゾーツというところで働いていたのですが、そこの清掃ノウハウ、マインドは今でも役に立っています。パセラはバリアンの系列レストランです。
よく聞きませんか「舐められるまで掃除しろ」と。パセラでも言われました。
多くの人は「そんな大袈裟な」と思うかもしれませんが、この教育方法はとても理にかなっています。
人によって美的感覚は全く異なり、部屋が綺麗な人もいれば、汚くても過ごせる人もいます。
その日の体調にも左右されますよね。
美的感覚はスタッフへの依存度が高いからこそ、清掃する際には常に『最高』を求めているのがパセラリゾーツです。
当時は僕も舐めれましたよ、便器。
舐めれるくらい綺麗に、コンビニのサラダよりも綺麗にしていたという自信がありましたからね。
しかしこのマインドは、教育するのにとてもコストがかかりますし、適性もあります。
だからこそ僕は、ルンバを導入して『スタッフの美的感覚を統一する』というコストを無くしました。多くの飲食店が導入していない理由がわからないです。マジで。
業務用食洗機もオーナーに無理を言って買ってもらいました。これがあるだけでオペレーション人数を1人減らせるからです。64万円、高かった・・・笑
必要スタッフが多いと、教育コストもかかり、スタッフの疲弊度も高くなりがちです。
FIXERで働くスタッフには、最大限ラクをしてもらい、やめたいと思わせない環境づくりを徹底しています。教育コストが最も大きいコストなので。
顧客ファーストを実現するためにマネジメント層ががやるべきことは、労働環境を整えることです。ここ以上の環境はないと思わせることができれば勝ちです。そうすればスタッフが最大限の価値提供をしてくれるようになります。
【教育ポイント3】全ての作業に意味と目的を持たせ、言語化
僕は意味のないことをやりません。例えばダクトの清掃とか。汚れたら金出して掃除のおばちゃん呼べばいいでしょ。
その道のプロの任せられるものは、お金を払って任せます。ダクトの清掃してる時間があったらシーシャの1本でも作って、お客さんが喜ぶようなシーシャを作れるようになってほしいからです。
あとは、グラス拭いたりとかもしないです。シャンパングラスは別ですが、コリンズグラスは食洗機で風乾したあとに冷蔵庫に突っ込めば、水垢はつきません。お客様は汚れさえついてなければ気にしません。過程はどうでもいいのです。
意味のないことをやっている飲食店が多すぎますね。お客様が満足するかどうか。作業の目的はそれだけです。お客様に貢献しない作業など無駄。
ちなみに便器を舐めてたのも無駄です笑
見えるところがちゃんと全て綺麗であれば大丈夫。あとは臭いとかなければね。
【嬉しかったこと2】僕のシーシャ師匠が、週1回勤務してくれること
クッソ嬉しいですね。FIXER立ち上げの際に店長候補としていたのですが「環境整ってないからシーシャ作りたくない」というロックンロールな理由でFIXERで働くことを拒否していました。
フレーバーを大量購入し、シーシャをたくさん用意し、食洗機、ルンバ、スタッフがシーシャ作りに熱中できる環境を整えてもう一度オファーしたら、快諾してくれました。
スタッフ採用、スタッフの辞職率の高さ、これらで困っている事業者さんは、スタッフが働きやすい環境かどうかもう一度考えましょう。
その店でやりがいを感じられることに、スタッフは熱中できていますか?
ゴミみたいな事務作業をやらせているんじゃないですか?
テメェがやれよバーカ。マネジメント層の仕事はスタッフのミスの責任を取ることとゴミみたいな事務作業をやることです。
スタッフに謝らせるのもダメ。上司がちゃんと出ましょうね。
【嬉しかったこと3】ノンバーバルめっちゃ高い人が、たまにヘルプで入ってくれることになった
これはもう「勉強になります」の一言。たくさん学ばさせていただきます。よろしくお願いします!
【嬉しかったこと4】スタッフ教育を通じて、コミュ力の言語化が進んでいること
今までぼんやりと「コミュ力ちょっと高いです〜」くらいで生きてきましたが、スタッフへの教育を通して、どのようなことを意識しているのか言語化できるようになりました。
『緊張しない』とかもそうですね。
わっきーさんとかに比べたらまだまだですが、僕にはコンテンツも実力も何もない状態でここまで多くの格上の人と接することができているのだから、コミュ力だけで成り上がったと言っても過言ではないと思います。
この辺は結構メインで発信していきたい分野でもあるので、ぜひ僕のTwitterをフォローしてブログの更新をお待ちください。
コミュニケーションに関しては全部無料で、発信できるだけ発信しようと思っていますので。
コミュニケーションノウハウとか買わなくていいですよ。大体ゴミなので。僕が唯一「良いコンテンツだな」と思うのは、きしころさんの『インフルエンサー&お金持ちの歳上に好かれる悪魔的人たらし術』だけです。
実際にお会いさせていただきましただが、めっちゃ尊敬できる方でしたし、このnoteもとても参考になりました。
最後に
人生何が起きるかわからないですね。新卒ではStockSunで働き、ヒモニート期間を経てマッチングアプリ代行で年収1,000万円になり、迫くんからのお誘いでFIXERの店長になりました。
これからもっと楽しい人生になるでしょう。わっきーさんとも出会い、発信活動をちゃんとしてみようとも思いました。
就職活動で50社落ちている時とは充実度が全然違う。
もっと楽しい人生を送るために、これからも目の前のお客さんを幸せにする方法を考えます。まずは木製シーシャ5台ですね。
これからもブログたくさん書いていくと思うので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。
飲食店の立ち上げ代行とかもやれるので、お金が余っていて権威性を出したいお金持ちはご連絡ください。
カクヤス、ホシザキ等のツテもありますし、特にカクヤスに関しては僕を通すとマジで安くなります。理由は個別にしかお伝えできませんが・・・。
防火管理者、食品衛生管理者等の免許もありますので、立ち上げの法周りにも強いです。食品営業許可まわりも抜け道をたくさん知ってます。
ぜひ、ご連絡お待ちしています。
出来損ないが語る教育論
どうもこんにちは。10月末に体調を崩してから4キロほど体重が落ちた「ほしのや」です。激ヤセ!?系の胡散臭い広告に使えそうですね。
時間が空いたが、飛田新地の話をしたので次は真面目な話をしようと思う。
突然だが皆様は、自分が受けた「教育」というものを客観的に論じることができるだろうか。
教育(きょういく、英語: education)は、教え育てることであり、ある人間を望ましい状態にさせるために、心と体の両面に、意図的に働きかけることである。教育を受ける人の知識を増やしたり、技能を身につけさせたり、人間性を養ったりしつつ、その人が持つ能力を引き出そうとすることである。
義務教育に関しては、日本人である限り一定の担保が保たれているので、ここでは親子間の教育について私は言及しようと思う。
世の中には多くの教育論が蔓延っていると思うが、多くの教育論は「親」の立場で書かれたものである。
私は「子」が受けた教育を言語化し、二度と私の後に『ドンキでオナホールを万引きして補導され、親を泣かせる』子供が出来上がることのないように啓蒙していきたい。
目次
1 教育の失敗例
2 子供の環境差
3 言葉の影響力
4 出来損ないの今
1.教育の失敗例
先んじて私が伝えたいことは「教育に成功も失敗もない」ということである。
隣の芝生は青いと言うように、人それぞれに成功の面と失敗の面があると私は考える。
例えばネグレクトを受け続けた子供が大人になった時、「生きるため」の力が周囲よりもずば抜けていた場合、第三者から見ればその教育は正しいものに見えるかもしれないが、当事者からすればたまったものではないはずだ。
つまり、『第三者の視点から見れば』教育に成功も失敗もないということである。しかし、私が伝えたいことは、『当事者から見て教育が成功か失敗か』である。
結論から言えば、私の教育は「失敗」であった。
勉強せずに万引を繰り返し、ゲーセンにたむろして毎クールアニメを30本見ている子供の教育が成功な訳がない。
私の教育が失敗であったことは「親子ともに認める事実」である。母はよく私に「育て方を間違えた」と言っていた。
母がどのような考えから私の教育を失敗と決めるのか、その答えは母にしかわからないので、私が私自身の教育を失敗だと考える理由をここに記す。
私の家庭環境は若干複雑である。小学2年生の頃に父が母を殴って家を出ていったのを覚えているが、私は父に継続的に会うことを許されていた。「子は両親と会う権利を持つ」という祖母の考えが尊重されていたからである。
もちろん暴力は褒められたことではないと思うが、私がこの文章をしたためていること自体が、母への言葉の暴力になりうるので父と同じ穴の狢である。親子は離れていても似てしまうのかもしれない。
このような理由から、私への教育は母が全てを管理していた。
悲しいことに、定期的に会っていた父の思想が私の血肉となっていたことが今となってはわかるが。
母と私、二人きりの生活では、母の考えや言葉は絶対であった。
母と2人で暮らしている時の母の口癖がある。
私が「なぜ?」と聞いたとき
「常識だから」
「当たり前だから」
私が反抗をしたとき
「なら1人で生きていけば?」
「育て方を間違えた」
「お父さんに似たね」
「産むんじゃなかった」←人生で一度しか言われたことはないが、強烈に覚えているものである。母は言った事実を認めようとしないが。
今でも事あるごとに
「私の方が長く生きているのだから、私の言うことが正しい」と言う。
これらの言葉を聞きながら私は母のもとで反抗期を迎えたわけだが、教育の結果出来上がった子供の思想は
「常識」なんて関係ない。自分が楽しければ非常識でも良い。
年齢を盾にする人間ほど、年齢以外で人に誇れるものがない。
この二つである。ロクでもない思想だと思うが、私は正しいと思っている。
しかし私はこの思想がマイノリティであることを理解しており、他者に押し付けようとは思っていない。あくまで、これらの思想を持つ親に教育を受けた結果が、今の私の思想であることを理解してもらうために例に出したに過ぎない。
私は失敗例であろう。勉強は苦手で、得意なことはこれといって無い、しかし口答えの多い子供であるが故に鬱陶しい。
つまり「出来損ない」を育てる条件は
・子供から思考を取り上げる
・親の持つ『教育の義務』を放棄しようとすることで子供を支配する
・『年齢』というただの数字でしかないものを根拠として、人の言論を取り上げる
これらが挙げられる。
子供を「出来損ない」にしないためには、これらの逆のことを意識し続ければ良いのだ。
2.子供の環境差
長々と失敗例を述べたが、成功例を取り上げ、幼少期の教育環境差について考察していきたい。
私には幼なじみがいる。詳細はこちらに記す。
全員県トップ高校の出身で、名だたる大学に在学、卒業している。
友人の1人に、親にどのような教育を受けたのかを聞いたところ、以下の事象を確認できた。
①.幼少期に勉強を強制されたことがない(くもんは行っていた)
②.親自身がよく本を読む
③.合わないと思った習い事などを簡単に辞めることができた
①.幼少期に勉強を強制されたことがない
もちろん彼がとても努力していたのを知っているし、彼と私の差は教育だけではなく人間としての性質もある。『幼少期に勉強を強制されたから私は出来損ないになったんだ!』という主張をしたいわけではない。あくまで一つの例として参考にしてほしいがゆえに記そうと思う。
私の受けた教育とは対極のものだ。ただ、私はこれを放任主義と捉えているわけではない。
私が勉強の仕方を学んだのは、高校を卒業し、浪人している時期であった。
勉強の仕方を知らない子供が勉強をしたいと思うだろうか。
『どのように勉強すれば点数が伸びるのか』
『何のために勉強するのか』
『自分に合う勉強法は何か』
こうした『勉強するための下積み』を重ねていない状態で、ただ「勉強しなさい」と言われる子供がとる行動は明らかであると思う。
私の場合は机の下でゲームしたり、◯◯◯ーをして時間が経つのを待っていた。伏字は察してほしい。
ルールの知らないゲームをやろうと思わないのと同様に、やり方のわからない勉強などするはずもない。
勉強の方法を知っている親の背中を見て、下積みの部分から教わるような教育がなされれば、少なくとも出来損ないが生じる可能性は減るのではないか。
②.親自身がよく本を読む
私は、子供は親のやっていることを真似したがる生き物だと思っている。親がテレビをよく見るのであれば子供もテレビをよく見るし、親が勉強をしているならば一緒に勉強をしようとするのではないだろうか。
私が大好きな本『犬と私の10の約束』の約束の一つに以下の文言がある。
あなたには学校もあるし友だちもいます。でも私にはあなたしかいません。
(You have your work, your entertainment, and your friends. I have only you.)
この文章は犬目線であるが、親子の関係にも言えるのではないかと思う。
親は自身で選択してきた結果としての居場所や友人がいるが、子供には『ただ同じ年に生まれただけの子供社会』と親、その他少しの習い事があるだけである。
子供が成長要因は学校ではなく、親との共同生活の中に多く含まれるのではないかと私は考えている。
③.合わないと思った習い事などを簡単にやめることができた
世の中では『継続は力なり』『水滴岩を穿つ』『石の上にも三年』などのことわざが美化されている。もちろん私もこのような考えを持つが、それは『好きなことをやっている場合』のみに限ると考えている。
特に子供の場合、体感時間が大人の2倍以上ある。『我慢』のハードルが大人よりもはるかに高いと思う。
「将来役に立つから」と言われ、やらされる習い事にはなんの価値もない。
自分で興味を持ち、自分で学ぶ姿勢を持ち続けることができる物事が、子供の成長を促してくれるのだと私は考える。
一つのことを嫌になりながら継続しても、それは自分の血肉とならないのではないか。たくさんの物事を経験して、自分がやりたいと思ったこと、自分が合うと思ったことにコミットする方が精神的にも楽だと私は思う。
嫌な仕事は残業したくないけど、楽しいことは残ってでもやりたいと思わないか。
大体三ヶ月で自分に合うか合わないか、休日でもやりたいと思うか思わないかはわかるのではないだろうか。
話が逸れたが、母の場合『途中で辞めることは悪』という考えが強かった。やりたくもないこと(少年野球)をずっとやらされる苦痛は今でも覚えている。小学生の体感時間は本当に長いから嫌な記憶として脳裏にこびりついている。
もちろん小学生がこのようなことを言っても母が受け入れることはなかった。なぜなら『子供より親が絶対に正しい』という考えの人間だったから。その根拠は年齢だけだが。
3.言葉の影響力
子供は親から言われたことをよく覚えているものだ。親は全く覚えていないから、私が親になった時この事実だけは肝に銘じたい。
私が言われたことある言葉のほんの一部だが記そうと思う。
「育て方を間違えた」
「お父さんのところに行けば」
「私がこんなに疲れているのに、何であなたはいうことを聞いてくれないの。」
「産むんじゃなかった」
「お父さんに似たね」
罵詈雑言のオンパレードである。子供の心がひねくれて現在に至るのも仕方ない。
当時は母もとても忙しかったし、ストレスが溜まってこのような言葉を言ってしまっても仕方ないと『今なら』思えるが、当時はそんなことわかるわけないし、私にただただフラストレーションが溜まるだけであった。よく非行に走らなかったと思う。
万引きは非行じゃないって尾崎も言ってた。
母のいろいろな言葉の影響で、今では母が全く望んでいないような子供が出来上がった。安定など程遠い、ただ面白いことを追求していく私だ。
4.出来損ないの今
現在私は親元を離れ、多様な経験をしようと心がけている。12月には個人事業主の開業届を出す予定であり、カメラマンとして仕事を受けるために営業をしたり、Webコンテンツの会社にインターンとして働いたり、内定先以上の会社を探したりしている。
私は自分のことをこの世で一番愛している。
自分の幸せとは何なのか、それは好きなことに邁進できる環境が整っていることだと思った。
現在は一人暮らしで大学もあまりなく、好きなことばかりやっているが、社会に出たら仕事ばかりの人生になる。その仕事が私を不幸たらしめるのであれば、私は私のことを愛せなくなってしまうだろう。
だからこそ改めて就活をしてみようと思ったのである。内定先をキープしたまま、自分の幸せを見つけるために歩みを進めてみようと思った。
今までたくさん失敗してきたからこそ、自分の選択で自分を失敗に導きたくない、そのように考えている。
魔境・飛田新地
自慰をし過ぎると毛深くなるんじゃないか、成長が止まるんじゃないか、と毎日お悩みのみなさま、こんにちは「ほしのや」です。
ちなみに私は年間365回以上の自慰を中学生の頃より継続しているが、体毛は薄く身長は175cmを上回っているので、反例の一つとしてお見知り置きを。
つまり導き出される解は、ハゲは何してもハゲだということ。ハゲの皆様におかれましては、これからは「頭パイパンマン」とでも名乗って懸命に生きてほしい。
身長に関してだが、私の母の身長は173cm、父は181cmあるのでこれも遺伝である。チビは宿命である。恨むなら血と先祖を恨んでほしい。さらに、私は牛乳が大嫌いなので、牛乳を飲むと身長が伸びるというのも眉唾な話である。
ちなみに私は、浪人時の1年間は陰毛を全て剃っていた。元気100倍パイパンマンである。皮の中に毛が巻き込み事故を起こすと集中力が切れるからだ。しかし剃ってから1週間もするとチリチリするから、結局集中力は切れる。そのせいでFランに進学したと言っても過言ではない。
前の記事が就活の総集だっただけに、低俗な記事を書くことをお許しいただきたい。さて本題に入ろう。
私は9月のはじめに京都へ旅に行っていた。幼馴染二人が京都大学(理学部と農学部)に在籍しており、宿が存在するからである。
余談ではあるが私には三人の幼馴染がおり、京大に二人、横国に一人進学している。私はFランマークの薬科大だが、実質私も高学歴と言って構わないだろう。もしくは京大と横国がFランなのである。
1日目に私は横国マンと大阪に赴いた。新幹線を用いて2時間くらいだったが、私が配信者加藤純一の動画を見せていたらあっという間に着いていた。
農学部が大阪に用事があったので、我々は大阪で一泊を過ごした。この時初めてAirbnbを用いて宿を予約していた。
大阪に着いてから、我々はまず予約した宿を探すところから始まった。
というのも本当に宿の場所がわからないのだ。民泊事業のあるあるなのであろうが、雑居ビルの一室が宿になっていると宿が全然見つからないのだ。結局、日差しも当たらないような部屋だったが、部屋の広さはとても広く満足ではあった。
宿に荷物を置き、農学部が合流するまで横国とともに大阪を観光することにした。ワンコインのスーパーマリオ筺体を交互にプレイしたり、スーパー玉出を見に行ったり、ビールを飲みながらミルワームを食べたりした。串カツも食べて満足したところで我々は宿命の地に赴かんとしていた。
そう、飛田新地である。
結論から入るとしよう。この写真を見ていただきたい。
周囲の賑やかな雰囲気とは裏腹に、私の心の中はひどく落ち着いたものとなっていた。
全てを察していただけただろうか。そう、要はイけなかったのである。
初めての飛田新地、苦い体験をここに記しておこうと思う。
我々は串カツを食べた後、大阪にきた男特有の謎のテンションで飛田新地に向かうことになった。この時私は女の子を見て帰るつもりでいたので、現金の持ち合わせをほとんど持っていなかった
飛田新地の女の子はとても可愛い。顔で勝負している人たちが集うので、すれ違う男の鼻は全てだらしなく伸びていた。
メイン通り、青春通り、妖怪通りと全て一通り回り、満足していたところに横国が私に言い放った。
「えっ?行かないの?」
私は彼の言っている言葉が一瞬理解できなかった。Fランの私にも理解できなかったのだから彼は相当頭が悪いに違いない。
数秒あっけにとられたところで私はようやく彼の言いたいことを理解することができた。理解したくはなかったが。
しかし私には女の子のお店に行かない大義名分が一つだけあった。
そう、手持ちがないのである。
私の所持金は4000円。飛田新地は15分11000円からであり、私にはこの地で遊ぶ資格などないのだ。
その旨を伝えると横国はあっけからんにこう言うのだ。
「俺手持ちあるから貸すよ」
ちょっと本当に何言ってるかわかりたくなかった。私自身も往々にして人に理解してもらえないようなことを言う時があるが、ここまでではないと思う。
ここまで彼が言ってくれているのだ。私は彼の胸と1万円を借りて、メイン通りへ旅立つことを決断した。
店に入ると決め、女の子を見定めしていると、先ほどとは違った緊張感が訪れてくるのだ。要は、さっきまでは室内練習していたのに、いきなり公式戦に駆り出されるようなものだ。11000円は貧乏大学生には大きめの金額であり、失敗は許されなかった。正直Fランを受験している時よりも緊張していたと思う。
私は血眼になりながら女を凝視していた。女の子ではない、女だ。私は対戦相手のことを性別でしか見ていなかった。
4件ほど巡ると、ドチャクソにタイプの女が私に手を振っているではないか。この女は俺に惚れているに違いない。私はそう思い、暖簾をくぐるのであった。
これを読んでいる読者の中には、たった4件しか見てねえじゃねえか、と思う者もいるだろう。違う、違うのだ、私は緊張していたのだ。このプレッシャーに耐えながら何件も回ることなど、私にとってはアストラゼネカの最終面接よりもハードルが高かったのだ。
横国に、ここに決めたわ、と言い、アイコンタクトをした。この時ほど我々の心が通じていることなど、15年の付き合いでもそうそうにないだろう。
建物の中に入り、ドチャクソに可愛い女の子が「ついてきてっ」と言った。高校3年間ですらそんな言葉をかけられることのなかった私には、その笑顔と言葉は眩しすぎた。女の子の隣にいたババァの顔は記憶にない。
「そこの階段登って、一番手前の左の部屋ね!」
結構急勾配の階段だった。22歳老人の身体には堪えたがどうにか登り切ることができた。女の子が駆け足でついて着て、制服を着ていたからか本当に女子高生ではないかと錯覚していた。もしかしたら女子校生かもしれないが。
「選んでくれてありがとうっ。何分にする?」
そんなことを言われながら私は料金表を渡され、私は戦慄した。
(・・・15分コース無くね???)
そう、渡された料金表には20分16000円からのコースしか記載されていなかったのだ。私は思わず、15分のやつがあるって聞いてきたんだけど、と女の子に聞いてしまった。女の子もアチャーと顔をしかめるばかりであったが、無い袖は振るう事は出来ないのだ。
所持金が足りない私は、14000円しかないしやめたほうがいいかな?、と聞いた。女の子は「本当にそんだけしかないのか見せてよーw」と言ってきたが、見せない理由はないししっかりと14000円しかないことを証明した。
それで満足したのかわからないが、「ちょっと時間が短くなるけどいい?」と女の子が私に聞いてきたので、食い気味に「全然大丈夫!」と私は言った。まるで童貞みたいな反応だったであろう。自分でもきもいと思っている。
「じゃあ全部脱いで待っててね」
お金を渡すと女の子はそう言い部屋から出て行った。あのババァに事の顛末を話しお金を渡すのだろう、女の子が戻ってくるまで私は味わったことのない感情に直面していた。
6畳くらいの薄暗い部屋の中で全裸になる経験はしてこなかったため、私はパンイチで女の子を待機していた。
女の子が入ってきて事務作業的に「パンツ脱いであっちの布団に寝っ転がってくださーい」と言う。
頭の中がこれほど煩悩にまみれ、女の子のいう通りにしか体が動かないことなどなかった。一種の催眠術のように思える。むしろ催淫術かもしれないが。
寝っ転がると次は女の子が服を脱ぎ、私に覆いかぶさってきた。女の子は私の乳頭を舐め始め、その光景に若干の興奮を覚えた。
あれ、勃たねえなぁ・・・
ほしのや、心の俳句である。字余りも甚だしい。
乳頭を舐めながら、器用に厚めの近藤くんをつけようとする女の子、私はこの時点で人類の無力さに気づき始めていた。
なんとかして私のクララはよろよろと立ち、近藤さん越しに女の子が口を使ってくれ始めた。
全然感触ねぇー・・・
近藤さんが分厚いと、ここまで感触が変わるものなのかと驚愕した。いつもはサガミオリジナルの0.02を使っていたので、こっちを持ってくるべきだったと後悔した。(使えるとは思えないが)
圧倒的なプレッシャー、奪われた触覚、私にはもう一つ奪われたものがあった。
そう、視覚である。
視覚を奪うことができるのはテニプリの世界だけではなかったのだ。薄暗い部屋の中で眼鏡を外した瞬間に、私は五感のうち二つを剥奪されていたのだ。
これではドチャクソ可愛い女の子の顔が見ることができないではないか、そう思い枕元の眼鏡を探し始めたが時は既に遅い、またクララが座り始めていたのだ。
最終手段として我が宝具である右手を使い始めたが、強力な矯正器具があってもクララは立てないのだ。私は膝立ちクララのまま女の子のご好意に甘え、女の子の秘部に侵入したがもう遅い。厚い近藤さんは私の感覚を鈍らせ、興奮よりもプレッシャーが高まった瞬間に私の敗北は決したのであった。
「仕方ないよーw」と励ましてくれる女の子、無情にも響き渡るタイマー、(えっ?15分も立ってなくない?)と思いながら無力さを噛みしめる私、信じていたエスコバーの乱調によって追加点を取られてしまった2019年日本シリーズの時と同じくらい、私の心の中にはどんよりとした厚い雲が生じていた。
私は打席に立つこともできなかった。オトコですらないのであろう。
私は、笑顔で女の子とバイバイした。自分ではちゃんと笑顔を作れていたと思うが、その笑顔がどんな笑顔だったのかは、女の子しか知る由はない。
そうして私はよろよろと横国との待ち合わせ場所に向かった。当然だが彼はまだ来ない。15分くらいツイッターを眺めていたが、この時の私の顔はどんな顔だったのだろうか。
シビュラシステムがあれば真っ先にパラライズされるくらいには、色相も顔も濁っていたのではないだろうか。
横国がやってきた。笑顔に見えるが、その笑顔の裏にどんな経験をしてきたのだろうか、私はそこまで考える余裕はこのとき持ち合わせていなかった。
そしてひとしきり感想を言い合ったが、私の頭にはグリコーゲンを使う余裕もなかったらしく一言だけこう言った。
「いけなかった」
通天閣のあたりまで戻ってきて撮った写真が前述の通りこれである。
まだ京都旅の全5日の日程のうち1日目である。1日目でここまで心が荒んでしまっては、もうどうしようもない。
なぜか横国まで「強引に誘ってごめん」と謝ってくる次第だ。お前に謝られる筋合いはないし、気を使わせてしまったことに大変申し訳ないと思っていた。
宿に着いた。私の心は厚い雲に覆われ、とても荒んでいた。宿でも虚無だった。
これではまずい。私は普段使うことのない脳みそを使いながら考えた。1日目にこんな心が荒んで明日から楽しめるのであろうか。否、楽しめない、と。
幸いにも農学部が合流するまでまだ時間はある。飯も串カツ屋で食っていた。
そうだ、風俗行こう。
その決心を横国は暖かく見守ってくれた。大阪にせっかく二人できたのに2時間くらい一人になるのだ。キレられてもおかしくないはずだ。しかし快く送り出してくれた。とても申し訳なかったが、私には人のことを気遣えるほど余裕は残されていなかった。再び横国の胸を借りた。お金は借りなかった。奨学金だ。
実は風俗も初めてだったのだが、飛田新地ほど緊張はしなかった。緊張するほど体力が余っていなかったのだ。
ソープ、デリヘル、ホテヘル・・・世の中の風俗の仕組みを学びつつ、宿から電車で一駅のところに良さそうなホテヘルを見つけ、電話し、突撃した。
写真で選んだ女の子と実物の女の子は容姿がかけ離れていたがそんなことはどうでも良い。趣味でカメラマンやってる私には修正なんてとうに見破っている。この虚無から解放してくれるだけで良い。そんな気持ちを抱えながら女の子とともにホテルに入った。
一通りの準備を済ませ、試合開始のゴングとともに私は本日2回目の戦慄をした。
技術力たっか・・・
私はボーイのお兄さんに、「上手な人」でお願いします、と再三言っていた。お兄さんには感謝している。まぁ厚めの近藤さんがないから気持ち良かっただけなのかもしれないけど。
しかし私はこのとき感じた。
このプロに任せれば、残りの4日間が楽しくなると
制限時間は70分、飛田新地の15分(?)とは大違いだ。緊張もだんだんほぐれていき、私のクララは敬礼していた。
無事に全ての工程が終わり、私の顔に笑顔が戻り、心の中には雲ひとつなかった。
私の頭はまだ疲れていたらしく一言だけこう言った。
「すごかった」
文責 ほしのや