六本木の会員制シーシャバーから

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魔境・飛田新地

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虚しさを乗り越えたその先に

 

自慰をし過ぎると毛深くなるんじゃないか成長が止まるんじゃないか、と毎日お悩みのみなさま、こんにちは「ほしのや」です。

 

ちなみに私は年間365回以上の自慰を中学生の頃より継続しているが、体毛は薄く身長は175cmを上回っているので、反例の一つとしてお見知り置きを。

 

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ちなみに筋トレしても毛深くなることはなかった。毛深さは遺伝だと思う。

 

つまり導き出される解は、ハゲは何してもハゲだということ。ハゲの皆様におかれましては、これからは「パイパンマン」とでも名乗って懸命に生きてほしい。

身長に関してだが、私の母の身長は173cm、父は181cmあるのでこれも遺伝である。チビは宿命である。恨むなら血と先祖を恨んでほしい。さらに、私は牛乳が大嫌いなので、牛乳を飲むと身長が伸びるというのも眉唾な話である。

 

 

 

ちなみに私は、浪人時の1年間は陰毛を全て剃っていた。元気100倍パイパンマンである。皮の中に毛が巻き込み事故を起こすと集中力が切れるからだ。しかし剃ってから1週間もするとチリチリするから、結局集中力は切れる。そのせいでFランに進学したと言っても過言ではない。

 

 

 

 

前の記事が就活の総集だっただけに、低俗な記事を書くことをお許しいただきたい。さて本題に入ろう。

 

私は9月のはじめに京都へ旅に行っていた。幼馴染二人が京都大学(理学部と農学部)に在籍しており、宿が存在するからである。

余談ではあるが私には三人の幼馴染がおり、京大に二人、横国に一人進学している。私はFランマークの薬科大だが、実質私も高学歴と言って構わないだろう。もしくは京大と横国がFランなのである。

 

 

 

1日目に私は横国マンと大阪に赴いた。新幹線を用いて2時間くらいだったが、私が配信者加藤純一の動画を見せていたらあっという間に着いていた。

 

農学部が大阪に用事があったので、我々は大阪で一泊を過ごした。この時初めてAirbnbを用いて宿を予約していた。

 

大阪に着いてから、我々はまず予約した宿を探すところから始まった。

というのも本当に宿の場所がわからないのだ。民泊事業のあるあるなのであろうが、雑居ビルの一室が宿になっていると宿が全然見つからないのだ。結局、日差しも当たらないような部屋だったが、部屋の広さはとても広く満足ではあった。

 

宿に荷物を置き、農学部が合流するまで横国とともに大阪を観光することにした。ワンコインのスーパーマリオ筺体を交互にプレイしたり、スーパー玉出を見に行ったり、ビールを飲みながらミルワームを食べたりした。串カツも食べて満足したところで我々は宿命の地に赴かんとしていた。

 

 

そう、飛田新地である。

 

 

結論から入るとしよう。この写真を見ていただきたい。

 

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虚無

周囲の賑やかな雰囲気とは裏腹に、私の心の中はひどく落ち着いたものとなっていた。

 

 

 

 

 

全てを察していただけただろうか。そう、要はイけなかったのである。

 

 

 

 

 

初めての飛田新地、苦い体験をここに記しておこうと思う。

 

我々は串カツを食べた後、大阪にきた男特有の謎のテンションで飛田新地に向かうことになった。この時私は女の子を見て帰るつもりでいたので、現金の持ち合わせをほとんど持っていなかった

 

飛田新地の女の子はとても可愛い。顔で勝負している人たちが集うので、すれ違う男の鼻は全てだらしなく伸びていた。

メイン通り、青春通り、妖怪通りと全て一通り回り、満足していたところに横国が私に言い放った。

 

「えっ?行かないの?」

 

私は彼の言っている言葉が一瞬理解できなかった。Fランの私にも理解できなかったのだから彼は相当頭が悪いに違いない。

 

数秒あっけにとられたところで私はようやく彼の言いたいことを理解することができた。理解したくはなかったが。

 

しかし私には女の子のお店に行かない大義名分が一つだけあった。

 

そう、手持ちがないのである。

 

私の所持金は4000円。飛田新地は15分11000円からであり、私にはこの地で遊ぶ資格などないのだ。

その旨を伝えると横国はあっけからんにこう言うのだ。

 

「俺手持ちあるから貸すよ」

 

ちょっと本当に何言ってるかわかりたくなかった。私自身も往々にして人に理解してもらえないようなことを言う時があるが、ここまでではないと思う。

 

ここまで彼が言ってくれているのだ。私は彼の胸と1万円を借りて、メイン通りへ旅立つことを決断した。

 

店に入ると決め、女の子を見定めしていると、先ほどとは違った緊張感が訪れてくるのだ。要は、さっきまでは室内練習していたのに、いきなり公式戦に駆り出されるようなものだ。11000円は貧乏大学生には大きめの金額であり、失敗は許されなかった。正直Fランを受験している時よりも緊張していたと思う。

 

私は血眼になりながら女を凝視していた。女の子ではない、だ。私は対戦相手のことを性別でしか見ていなかった。

 

4件ほど巡ると、ドチャクソにタイプの女が私に手を振っているではないか。この女は俺に惚れているに違いない。私はそう思い、暖簾をくぐるのであった。

 

これを読んでいる読者の中には、たった4件しか見てねえじゃねえか、と思う者もいるだろう。違う、違うのだ、私は緊張していたのだ。このプレッシャーに耐えながら何件も回ることなど、私にとってはアストラゼネカの最終面接よりもハードルが高かったのだ。

nurumayu5.hatenablog.com

 

 

横国に、ここに決めたわ、と言い、アイコンタクトをした。この時ほど我々の心が通じていることなど、15年の付き合いでもそうそうにないだろう。

 

建物の中に入り、ドチャクソに可愛い女の子が「ついてきてっ」と言った。高校3年間ですらそんな言葉をかけられることのなかった私には、その笑顔と言葉は眩しすぎた。女の子の隣にいたババァの顔は記憶にない。

 

「そこの階段登って、一番手前の左の部屋ね!」

 

結構急勾配の階段だった。22歳老人の身体には堪えたがどうにか登り切ることができた。女の子が駆け足でついて着て、制服を着ていたからか本当に女子高生ではないかと錯覚していた。もしかしたら女子校生かもしれないが。

 

 

 

「選んでくれてありがとうっ。何分にする?」

そんなことを言われながら私は料金表を渡され、私は戦慄した。

 

 

 

 

 

(・・・15分コース無くね???)

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飛田新地に行ってみた系のブログには11000円から遊べると書いてあったではないか。

 

 

そう、渡された料金表には20分16000円からのコースしか記載されていなかったのだ。私は思わず、15分のやつがあるって聞いてきたんだけど、と女の子に聞いてしまった。女の子もアチャーと顔をしかめるばかりであったが、無い袖は振るう事は出来ないのだ。

 

所持金が足りない私は、14000円しかないしやめたほうがいいかな?、と聞いた。女の子は「本当にそんだけしかないのか見せてよーw」と言ってきたが、見せない理由はないししっかりと14000円しかないことを証明した。

 

それで満足したのかわからないが、「ちょっと時間が短くなるけどいい?」と女の子が私に聞いてきたので、食い気味に「全然大丈夫!」と私は言った。まるで童貞みたいな反応だったであろう。自分でもきもいと思っている。

 

 

 

 

「じゃあ全部脱いで待っててね」

 

 

 

 

お金を渡すと女の子はそう言い部屋から出て行った。あのババァに事の顛末を話しお金を渡すのだろう、女の子が戻ってくるまで私は味わったことのない感情に直面していた。

 

6畳くらいの薄暗い部屋の中で全裸になる経験はしてこなかったため、私はパンイチで女の子を待機していた。

 

 

 

女の子が入ってきて事務作業的に「パンツ脱いであっちの布団に寝っ転がってくださーい」と言う。

頭の中がこれほど煩悩にまみれ、女の子のいう通りにしか体が動かないことなどなかった。一種の催眠術のように思える。むしろ催淫術かもしれないが。

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世の中の男の頭だいたいこんな感じ



 

 

寝っ転がると次は女の子が服を脱ぎ、私に覆いかぶさってきた。女の子は私の乳頭を舐め始め、その光景に若干の興奮を覚えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ、勃たねえなぁ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほしのや、心の俳句である。字余りも甚だしい。

 

乳頭を舐めながら、器用に厚めの近藤くんをつけようとする女の子、私はこの時点で人類の無力さに気づき始めていた。

 

 

なんとかして私のクララはよろよろと立ち、近藤さん越しに女の子が口を使ってくれ始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

全然感触ねぇー・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

近藤さんが分厚いと、ここまで感触が変わるものなのかと驚愕した。いつもはサガミオリジナルの0.02を使っていたので、こっちを持ってくるべきだったと後悔した。(使えるとは思えないが

 

圧倒的なプレッシャー、奪われた触覚、私にはもう一つ奪われたものがあった。

 

 

そう、視覚である。

 

 

視覚を奪うことができるのはテニプリの世界だけではなかったのだ。薄暗い部屋の中で眼鏡を外した瞬間に、私は五感のうち二つを剥奪されていたのだ。

 

これではドチャクソ可愛い女の子の顔が見ることができないではないか、そう思い枕元の眼鏡を探し始めたが時は既に遅い、またクララが座り始めていたのだ。

 

最終手段として我が宝具である右手を使い始めたが、強力な矯正器具があってもクララは立てないのだ。私は膝立ちクララのまま女の子のご好意に甘え、女の子の秘部に侵入したがもう遅い。厚い近藤さんは私の感覚を鈍らせ、興奮よりもプレッシャーが高まった瞬間に私の敗北は決したのであった。

 

「仕方ないよーw」と励ましてくれる女の子、無情にも響き渡るタイマー、(えっ?15分も立ってなくない?)と思いながら無力さを噛みしめる私、信じていたエスコバーの乱調によって追加点を取られてしまった2019年日本シリーズの時と同じくらい、私の心の中にはどんよりとした厚い雲が生じていた。

 

 

 

 

エスコバー「オトコハダマッテ、ナゲルダケ」

 

 

 

 

私は打席に立つこともできなかった。オトコですらないのであろう。

 

 私は、笑顔で女の子とバイバイした。自分ではちゃんと笑顔を作れていたと思うが、その笑顔がどんな笑顔だったのかは、女の子しか知る由はない。

 

 

 

 

そうして私はよろよろと横国との待ち合わせ場所に向かった。当然だが彼はまだ来ない。15分くらいツイッターを眺めていたが、この時の私の顔はどんな顔だったのだろうか。

シビュラシステムがあれば真っ先にパラライズされるくらいには、色相も顔も濁っていたのではないだろうか。

 

横国がやってきた。笑顔に見えるが、その笑顔の裏にどんな経験をしてきたのだろうか、私はそこまで考える余裕はこのとき持ち合わせていなかった。

 

 

 

そしてひとしきり感想を言い合ったが、私の頭にはグリコーゲンを使う余裕もなかったらしく一言だけこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

「いけなかった」

 

 

 

 

 

 

 

 

通天閣のあたりまで戻ってきて撮った写真が前述の通りこれである。

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虚無

まだ京都旅の全5日の日程のうち1日目である。1日目でここまで心が荒んでしまっては、もうどうしようもない。

 

なぜか横国まで「強引に誘ってごめん」と謝ってくる次第だ。お前に謝られる筋合いはないし、気を使わせてしまったことに大変申し訳ないと思っていた。

 

 

 

宿に着いた。私の心は厚い雲に覆われ、とても荒んでいた。宿でも虚無だった。

これではまずい。私は普段使うことのない脳みそを使いながら考えた。1日目にこんな心が荒んで明日から楽しめるのであろうか。否、楽しめない、と。

 

幸いにも農学部が合流するまでまだ時間はある。飯も串カツ屋で食っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そうだ、風俗行こう。

 

 

 

 

 

 

 

その決心を横国は暖かく見守ってくれた。大阪にせっかく二人できたのに2時間くらい一人になるのだ。キレられてもおかしくないはずだ。しかし快く送り出してくれた。とても申し訳なかったが、私には人のことを気遣えるほど余裕は残されていなかった。再び横国の胸を借りた。お金は借りなかった。奨学金だ。

 

 

 

実は風俗も初めてだったのだが、飛田新地ほど緊張はしなかった。緊張するほど体力が余っていなかったのだ。

 

ソープ、デリヘル、ホテヘル・・・世の中の風俗の仕組みを学びつつ、宿から電車で一駅のところに良さそうなホテヘルを見つけ、電話し、突撃した。

 

 

 

写真で選んだ女の子と実物の女の子は容姿がかけ離れていたがそんなことはどうでも良い。趣味でカメラマンやってる私には修正なんてとうに見破っている。この虚無から解放してくれるだけで良い。そんな気持ちを抱えながら女の子とともにホテルに入った。

一通りの準備を済ませ、試合開始のゴングとともに私は本日2回目の戦慄をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

技術力たっか・・・

 

 

 

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恐れ入った。手の動きに一切の無駄がない。

 

私はボーイのお兄さんに、「上手な人」でお願いします、と再三言っていた。お兄さんには感謝している。まぁ厚めの近藤さんがないから気持ち良かっただけなのかもしれないけど。

 

 

しかし私はこのとき感じた。

 

 

 

 

このプロに任せれば、残りの4日間が楽しくなる

 

 

 

 

制限時間は70分、飛田新地の15分(?)とは大違いだ。緊張もだんだんほぐれていき、私のクララは敬礼していた。

 

 

 

無事に全ての工程が終わり、私の顔に笑顔が戻り、心の中には雲ひとつなかった。

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色々とひどい写真だが、晴れやかな顔をしていることが伝わるだろうか

 

 

横国と、合流した農学部に、どうだった、と聞かれた。

私の頭はまだ疲れていたらしく一言だけこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

「すごかった」

 

 

 

 

 

 

 

文責 ほしのや